教区会計問題懇談会

  10月13日(土)教区事務所にて、埼玉西、南ブロックを対象とした会計問題懇談会が開かれました。 各教会に委員長と教会会計を担当される方々の出席要請がなされたこの懇談会に、当教会からは経済問題評議会新村議長、奉仕委員会米田委員長、経理部金子さん、柴崎さんが参加しました。教区は教区会計を担当する吉川神父、教区経済問題評議会加藤さん(草加教会)そのほかの方々が対応されました。
  従来、教区全体の会議として実施して来ましたが、今回はこうした規模の小さな集まりを何回も開いています。吉川神父によると、大会議になればなるほど発言しにくくなるので、胸襟を開いて話せるように小さなグループによる会議を何度も開くことにした、とのこと。
  内容的には、教区から仕訳上の取り扱いに関する注意事項、決算報告の遅滞ない提出など、主に実務に関わる事柄を中心に連絡がありました。合わせて、この4月に4人もの司祭叙階を果たした当教区故でしょうか、司祭費が逼迫しつつある状況の説明がありましたが、具体的な分担見直しがおこなわれて来年度の予算に影響を与えることはなさそうです。しかし、それほど遠くない将来に増額要請がなされることが予測されますので当教会としても対応を今から考えておかねばなりません。 (参加した新村議長より聞き書き…高平)

所沢教会バザー

 10月14日(日)、所沢教会で恒例のバングラディシュ支援バザーが行われました。このバザーには川越教会も献品で協力させてもらっていますが、岡神父様が担当司祭時代から続く伝統行事、今回で66回になるそうです。
  会場は近くの小手指東公園。教会以外にこうしたスペースを使えるのは所沢教会の強みです。この公園はアクセスが四方にあり、ふらりと立ち寄るのに適しています。教会敷地に足を踏み入れるのと違った気軽さがあり、近隣の方々が気後れすることなく訪れることのできる環境、会場にはもってこいでしょう。 ですが、実際のところ売上の8割は教会の信徒の皆さんからのものだそうで、どちらかというと身内がお客さん。楽しみにしている方も沢山おられるようです。
  10時からミサがあり、ミサ後和太鼓の音を合図にバザーが開始となりました。売上は6割が食べ物と言われているとおり、フィリピン、タイ、インドネシア、ペルーの多国籍信徒の手による郷土料理が沢山並んでいます。日本食もうどんありおでんあり、これも豊富です。加えて今回は、野点やネイルアートのサービスもあり、にぎわっていました。
  このバザーは年2回開かれていますが、最近の売上高は年間60万円をバングラディシュに送れるくらいの金額になるそうです。食べ物が多いことを考えに入れて売上高を考えると相当大きな金額になるのではないでしょうか。
  ご存知のとおり、支援金は年末に参加者を募ってバングラディシュに持参することになっており、毎年5人ほどの参加があるようです。現場に行ってじかに接しないと小さくされている方々を本当には理解できない、という精神が継承されており、これに参加して育った青年も活躍していると聞きます。目的は明確で教育的効果も期待できる、ということからこのようなしっかりとした活動に育ったのでしょう。当教会も見習うことができるとよいのですが。 (参加した米田委員長より聞き書き…高平)

インターナショナルフィエスタ

 10月21日の日曜日。川越では川越祭りが行われているころ、所沢教会では「インターナショナルフィエスタ2012『奇跡の主』の祝い」が行われました。これは元は「セニョール・デ・ロス・ミラグロス」というペルーのお祭りで、所沢教会にきているペルー人信徒によって行われいたお祭りでしたが、今回ペルー人信徒だけに限らない多国籍なお祭りとして行うことになったとのことです。
当日の所沢教会は御聖堂いっぱいの人たち、300人以上はいたでしょうか。多く人たちが集まる中、フィエスタは御ミサの前に奇跡の主の像への献花から始まりました。 献花の後には谷司教様の司式によるミサが行われました。ミサの間、お祭りの象徴である紫の服に身を包んだペルーの男性たちが、聖堂脇に据えられたイエス様の御像と御絵を警護をするかのように並んでいるのが印象的でした。
  派遣の祝福後には、御像と御絵を乗せたみこしを担いで、近くの公園を歩きます。途中何カ所か留をもうけて、教会の未来を担う子供達への祈り、母国を離れて日本へ来た多くのキリスト者のための祈り。主への奉納の踊りが行われました。
  午後からは聖歌およびクリスチャンポピュラーミュージックコンクールと題して、所沢に集まるみなさんのコンサート&コンテストが行われました川越教会では普段お会いする機会の少ないペルー出身の方達の文化に触れることができ、共に祈ることができました。(橘)

(教会報「いづみ」2012年11月 546号より)