もみの木ボランティア5月

 さいたま教区サポートセンターの現地ステーション「もみの木」が2011年年末にいわき市に開設されてから約3年半が経過しました。
 もみの木に2泊3日で滞在し、ここを足がかりに、各地の仮設住宅にお邪魔してカフェを出前する被災地支援の活動も定着して3年ほどでしょうか。 カフェ活動がスタートしてから1年半ほど経過してから参加した埼玉県西部ブロックも、ボランティア派遣11回を数え、川越教会が担当教会となって送り出した 5月26日からのボランティアで、延べの派遣人員が40人になりました。写真は出発前に私たちの教会で撮った記念写真です。
 仮設から復興住宅に移られる方も増えてきました。私が参加した出前カフェでお話を聞いたところ、多くの方が仮設から離れた復興住宅に転居されたと聞きました。 そのわりに出前カフェに顔を出して下さる方々に変わりはなく、この仮設はこれからですか、と聞いたところ、来て下さった多くの方が復興住宅からわざわざ出向い て下さったのだと聞きました。現地の様子も少しずつ変化しているようです。
 今年3月末、もみの木で出張カフェをさせてもらっている各仮設の自治会長の皆さんに集まってもらって今後の支援のあり方について話し合いが持たれたようです。 住民の皆さんからは、継続を強く求められたと矢吹教区事務局長が4月にお会いした折に言っておられました。
 もう少しがんばりたいと思います。皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。
 今後の予定は次のようになっています。
 11次 7月28~30日(所沢教会担当)
 12次 11月24~26日(上福岡・飯能教会担当)
 13次 来年1月26~28日(川越教会担当)
 7月の派遣陣容は既に決まっています。以降はこれから人選です。川越教会が担当していないチームでも調整します。どうぞお時間が許される方は参加下さい。 参加をお考えの方は、以下のパンの会メンバーにお声かけください。樽角(才)、永峯、米田、高平、牧野(誠)、牧野(臨)、得丸、平山(敬称略)(高平)

埼玉西ブロック合同堅信式

 さいたま教区の埼玉県西部ブロックの合同堅信式が、岡田大司教司式のもと、5月31日に当教会にて執り行われました。
 今年の堅信式の受堅者は川越、所沢、上福岡、飯能、秩父の教会から50数名もの人数になり、代父母なども含めお御堂は目一杯の人で溢れていました。 2時から始まった式も終わったころには4時近くになっていました。司教様はお説教の中で、キリストの教えを広く伝えることは司祭だけの仕事なのではなく、 やり方は違うかもしれないが信徒ひとりひとりの役割でもあるのだと、そうおっしゃっていました。中高生、大学生くらいの若い人が多く見られたので、 彼らがこの堅信式を機にさらに信仰を深め、教会の活動にも関わってくれるようになればいいなと感じました。式の後、司教様、司祭の方々を囲んで記念撮影。 集会室ではお祝いのパーティーがありました。(両岡)

初聖体拝領式

 6月7日(日)第二ミサ中に初聖体拝領式が行われました。加藤智神父様の司式で、ヨセフ・グエン・カック・ディエップ神学生と青田憲司神学生も加わり、 白いドレスを着た4人の女の子と、白い侍者服を着た3人の男の子が祭壇前に並びました。
 爽やかな好天に恵まれ、ミサ中も窓から気持ちのよい風が入ってきました。
 ミサでは、この日のために子供たちを指導してくださりながら、体調をくずされて参列できなかった大西シスターのための祈りがささげられました。 加藤神父様は、緊張して祭壇前に立っている子供たちに優しく言葉をかけました。
 「小さいころ、あなたたちはご聖体がほしいとねだったことがあるでしょう。その時は『大きくなったらね』と言われました。今日は、皆、大きくなってイエス さまを信じますと自分で言えるようになったのでご聖体がいただけますよ」
 拝領式の後、子供たちが一人ひとり挨拶をしました。みんな立派な挨拶をしましたが、一人の子の「がんばりました!」といった一言が印象的でした。
 大西シスターは、子供たちそれぞれに合わせたプレゼントを用意してくださっていました。そのプレゼントは、牧野誠奉仕委員会委員長から渡されました。 ミサ後、初聖体を受けた子供たちを、それぞれの父兄と教会学校の子供たちが囲んでお祝いのパーティーが行われました。
 神父様から伺った7名の初聖体受領者は、以下の通りです(霊名・氏名・学年の順に)   ガブリエル 野田 直稀(なおき) 小学2年
  テレサ 岩瀬 舞美(まいみ) 小学2年
  ジョゼフ 下地 雅貴(まさき) 小学3年
レイブ・アミール マロナ・アミール 小学4年
  マリア・パトリシア 小林 清美(きよみ) 小学4年
  プリンセス ボーハ・アディソン・ジェーン 小学4年
  マリア・セシリア 小沢 栞音(かのん) 小学5年
 7人の子どもたちとそのご家族の皆さまの上に、神さまの御祝福を心からお祈りいたします。(得丸)

第3回埼玉西ブロック合同青年会

 埼玉西ブロックでは不定期ですが教会の枠を超えた青年の集いがあります。その3回目となる合同青年会が6月20・21日、秩父教会をお借りして行われました。 西ブロック各教会、会場となった秩父、そして館林教会からも参加があり総勢15人の青年が集まりました。
 初日はおのおの都合に合わせた時間に集い、BBQ・設営・買い出し・食事準備を分担、夕べの祈りを捧げた後、食事を共にしながら親睦を深めました。 翌朝は眠い目をこすりながらの朝の祈り・聖堂清掃の後、自由時間をとり武甲温泉でリラックス・地元のグルメ探求などそれぞれに秩父を楽しみました。 午後はミサでの奉仕分担を決め秩父教会の皆さんと共にミサに与り交歓会でもてなしを受け、無事に全日程を終えました。
 この集いはとくにテーマを決めているわけではありません。むしろ青年特有のゆる~い感覚を大事にしていますが、指導していただいた上福岡教会ホアン 神父様の「青春まっただ中の体験談」やシスター永本の導きによる「主の呼びかけに答える祈り」は様々な枠を超えて集う青年達の心に熱く、あつく響いた ことでしょう。彼らを見守りながら、共にいてくださる主を想い感謝せずにはいられませんでした。
 最後に今回快く会場を提供して下さった秩父教会の皆さん、ありがとうございました。(佐々洋樹)

クリスチャンフェスティバル

 市民クリスマスは、川越市内の20あまりのキリスト教会が力をあわせて企画・実行する唯一の大事なイベントです。気分を盛り上げ、団結力を強めよう、 ということでしょう、毎年本番を6ヵ月後に控えたこの時期に、会場持ち回りで開催されるのがクリスチャンフェスティバルです。
 残念ながら、私たちの教会ではこの催しにあまり人気がなく、今年も掲示板に貼られた参加申込みの用紙に名前を書き入れたのは、加藤神父様と三役だ けという有様。ところが、6月28日の当日、私たちの教会は参加教会中最多の参加者の教会となりました。参加者数を押し上げたのはフィリピン共同体の16人 の方々でした。会場の川越のぞみ教会で、受付のご婦人に「何人でご参加ですか」と聞かれ「20名です」とお答えすると「うわ―そんなに?」と驚かれる大デレ ゲーション。
 第1部は、加藤神父様の説教や祈りなど「礼拝」と呼ばれるパート、第2部は有志教会の歌による賛美です。第2部に参加する教会は、40年近い歴史の本格的 聖歌隊を擁する聖書教会、賛美を踊りで表現する「賛美フラ」の霞ヶ関キリスト教会など、ツワモノ揃いです。
 そこに、カトリックはフィリピン共同体の歌と踊り、日本人も加わっての「ガリラヤの風かおる丘で」の斉唱、で乗り込みました。日本人だけだったら参加 しないほうが良いという程度のものですが、パワフルなフィリピン共同体のおかげさまで、すばらしい賛美になったと思います。
 外国出身信徒の皆さんの一生懸命さ、団結力の強さには事ある毎に驚く日本人なのですが、とりわけ今回のフィリピン共同体には頭が下がる思いがしました。 自分たちの歌と踊りは何度も練習を繰り返し、勝手に三役が日本語の歌の選曲を直前変更しても、あっという間に歌詞カードを作り、寸暇を惜しんで練習もして 下さいました。本当にありがとうございました。
 文末になってしまいましたが当日の加藤神父様のクリスマス・アピールで、今年のゲストの発表がありました。「アグネス・チャン氏を予定しています」 という神父様の言葉に、会場から「おー」という声が上がりました。久しぶりの名の売れたゲストです。皆さんチケットをたくさんお買い上げ下さい。(高平)

(教会報「いづみ」2015年7月 578号より)